2011年12月11日日曜日

福島は会津の酒

某研究所の所長様から今秋のお酒をいただいた。
クチのいやしい小生は、年明けを待たずにひとくち(笑)


サカナは藻塩だ。
淡路のがいいってんで、盛るつもりが、湿りっ気が足んなくて、少々広めに乗せて舌で寄せる。
ん~、われながらエッチな図(爆)


わが一族の故地である福島、それも南会津だってんだから二重に驚き。
んなこと話したことあったっけ?
偶然としたら、なんという絶妙だろう...


フルーティな香りに、後から滲んでくる意外な味わい深さ。
福島の思いのたけがこもったんだ。
そう思うことにした。
所長さまの粋な計らい(?)に感謝!


2 件のコメント:

  1. 元来先祖を思うは盆か正月か彼岸の頃。では年末はというと本来身に沁みる寒風など想い干物を齧る。今年はしかし特別ということで東北を思って過ごす夜もあっていい筈。今夜のなめこ汁の具は山形産。飲食によって目覚めるのがルーツってものかもしれない。舌や胃や腸で直に味わう。慶長三年、上杉が会津に入った時には庄内地方も領地の端くれに含まれていた。百二十万石も僅か三年。内から温めてくれるものは有り難し。

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  2. ご先祖の故地の由について、ご本人からうかがったところ、まったくの偶然だそうだ。酒屋のあんちゃんが「これがいいんだ」と執拗に勧めるんで、それにした旨...鳥肌モノだなあ、とクリビツ(笑)

    おおせの「飲食によって目覚める」ってな、至言だ。
    「すき腹へ剣菱えぐるように利き」
    との川柳は、一見すると庶民がなけなしの銭をはたいて下り酒を呑むことの毒を笑ってるみたいなんだけど、じつは呑ン兵衛であることの自虐的自慢だった(爆)これが江戸ッ子だよ。これをやるために、わざわざフトコロ寒くして絶食したてんだから、痛快だね。
    剣菱ってな上方は灘五郷の下りモノというだけでなく、大名の呑酒だ。新酒を祝う番船レースの当日、これを食い詰めの庶民がご祝儀と称して流し込むところに、江戸の色気とおもしろみがある。
    結局、サカナ食いのわれわれが、何の因果でとかく縮こまんなきゃなんないんだ(笑)縮こまって、知事困ってる。私たち子孫を内から温める何物かを、ただ寒さを凌ぐために消費してたんじゃあ、ご先祖に申し訳が立たない。


    >慶長三年、上杉が会津に入った時には庄内地方も領地の端くれに含まれていた。

    カミさんの書いた祖母のご先祖が上杉家臣ということだ。わが一族、とかく武家づいているけど、色々昔のことを探っていくと、硬骨まで含め、まさに変わり者だらけ。中身ムチャクチャ人間ばかりが詰め込まれている江戸カオスのカンヅメってのが実態だね、どうやら。

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